こんにちは!2024年8月に第一子出産予定の双葉です。
今回はなんだかめんどくさそうなイメージのある布おむつについて!
意外と簡単、気軽にできそうと思えるかもしれません。
皆さん「布おむつ」って聞いたことありますか?
布おむつはその名の通り布製のオムツのことです。
紙おむつは年々高性能になっていてとっても便利なので最近のオムツの主流ですが、実は布おむつにも紙おむつに負けず劣らずのイイところがあるんですよ!
めんどくさい?だけじゃない!布おむつのイイところ!
「布おむつってなんだかめんどくさそう…」「布おむつを使っていたのなんてずーっと昔の話じゃないの?」
こんなイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか?実は私もついこの間まではそうでした。
布おむつって聞いたことはあるけれど、お洗濯が大変そうだしちゃんとおしっこやうんちを吸収してくれるの?と、あまりポジティブなイメージを持っていませんでした。
ところが、私が出産予定の産院では入院中は布おむつを使用するとのこと。布おむつという存在が急に身近なところに現れたので、どんなものなのかちょっと調べてみることにしました。
すると、知れば知るほど布おむつって面白そう!と布おむつのイイところが見えてきました。
イイところ①赤ちゃんとのコミュニケーションの時間が増える!
布おむつは紙おむつよりも赤ちゃん自身が「おむつが濡れた!」と感じやすいです。
特に最近の紙おむつは優秀なので、すぐにサラッと乾いてしまうので、赤ちゃんが濡れたことを気にしないことも。
布おむつはおむつが濡れた感覚を赤ちゃんが感じやすいので、紙おむつよりもこまめに替える必要があります。
「何回もおむつ替えをするって大変なだけじゃない?」と思うかもしれません。
確かに何回もおむつを変えるのは大変な作業です。でも、それだけ赤ちゃんとの触れ合いの時間が増えるということ。目を見て、肌を触って、目の前にいる赤ちゃんに心を寄せる時間。
すぐに成長してしまう子どもとの時間の中で、触れ合ってコミュニケーションを取れる機会はとても貴重です。今しかない赤ちゃんとの時間をめいっぱい味わえるのは布おむつ育児の大きなメリットの一つです。
ただし、お母さんたちがしんどくなってしまっては本末転倒。お母さんお父さんも赤ちゃんも心地よく続けられることが必須条件です。
まずは日中だけ布おむつで夜は紙おむつに頼る、など「布おむつしか使わないぞ!」と決めてしまうのではなく、しんどい時や余裕のない時は紙おむつもうまく使ってやっていけると良いですね。
イイところ②おむつ卒業が早いことが多い
これは子ども自身にとってもお母さんにとっても大きなメリットではないでしょうか。近年小学校になっても夜のオムツが外れず、お泊まりなどで苦労している子が増えているそうです。オムツ卒業は自立への第一歩。幼稚園や小学校へ入る前にオムツがすんなり外れたら心にゆとりが持てますね。
なぜ布おむつはオムツ卒業が早いことが多いのかと言いますと、布おむつは紙おむつよりも「出た!濡れた!」が赤ちゃん本人にも分かりやすいからです。
濡れて不快感がある分、オムツではなくトイレで空間にむかって排泄したいと感じるようになり、結果早めにオムツを卒業する子が多くなるそうです。
最近の紙おむつは年々進化しており、おしっこをしてもすぐに吸収されてあまり不快感がないそうです。快適に過ごせる時間が増えたり、漏れる心配が少なくなったりとメリットは大きいですが、その分不快感を感じなくなってオムツに排泄することが当たり前になり、オムツ卒業に時間がかかってしまうデメリットがあります。
オムツを卒業するタイミングは人それぞれだから焦らなくて良いと言いますし、実際各々の良きタイミングがあるとは思いますが、遅くなればなるほど苦労するのは子ども本人です。
無理せずに早めの卒業のサポートをしてあげることも親の愛情だと思います。
イイところ③オムツのゴミが出ない!
布おむつは繰り返し洗って使用するのでゴミが出ない!!
紙おむつは使い捨てなので、多ければ1日に20枚近くのおむつゴミが出ます。燃えるゴミを出せるのが週に2回なら、これだけでゴミ袋はパンパンです。
ゴミが少なくてエコになるっていうのももちろん良いことだけど、ゴミ捨て係としてはゴミが少ないとストレスも少ないですよね(笑)
イイところ④コスパが良い
これもお金のかかる育児期間にとって本当に大きなメリットです。
おむつが外れるまで買い続けなければならない紙おむつに対して、布おむつは最初にある程度揃えてしまえば、おむつカバーのサイズアップがあるくらいで買い足しはさほど必要ありません。
紙おむつに比べて初期費用はかかるものの、最初に揃えて丁寧に扱えば、紙おむつの1年分くらいの費用でおむつ卒業まで賄えることもあるそうです。
こんなこともある!布おむつのちょっと大変なところ!
布おむつにはイイところがたくさんありますが、紙おむつと比べるとちょっと大変なところもあります。
わたしの思う布おむつの大変なところも3つご紹介しますね。
ちょっと大変①お洗濯の回数が増える
当然ですが、布おむつは洗わないと足りなくなります!
使用済みおむつはつけ置きしておいて1日のどこかでまとめて洗えればOKなので、
「ルーティーンになってしまえば思ったより大変ではなかったよ!」
という声も多いけれど、これまでのお洗濯に加えておむつのお洗濯が増えるので、「洗濯嫌いです!!」という方にはデメリットかも…。
ちょっと大変②おむつの交換頻度が高い
紙おむつと比べると吸収力に劣るため、紙おむつよりおむつ交換の頻度は増えてしまいます。
これはメリットであり、デメリットでもありますね。
イイところでも書きましたが、おむつ交換のタイミングが増えれば増えるほど赤ちゃんとの触れ合いの時間も増えますが、どうしても忙しい日や体調の悪い日にはしんどいですよね。
そんな時には無理に布おむつにこだわらず、時と場合によって紙おむつと併用するのが良さそうです。
ちょっと大変③外出の際の荷物が増える
紙おむつなら使ったらゴミ箱があるところなら小さくしてポイっと捨てることができますが、布おむつだとそうもいきません。
布おむつはおむつ替えをしても荷物の量は変わりませんし、すぐにさっと洗える場所がないとちょっと困ることも。
お泊まりでの外出だったりすると洗濯用の準備も必要だったりして余計に荷物が増えがちです。
そのため、これも外出時間やお出かけ先によって紙おむつを使うのが良さそうですね。
これだけあれば始められる!布おむつの準備品!
布おむつを始めるのに必要なものはこんな感じ。
では、1つずつ説明していきますね
⭐︎布おむつ(吸収体)
これは言わば、おしっこやうんちを受け止める布おむつの本体です。
この布おむつ(吸収体)をおむつカバーの中に入れて、おしっこやうんちを吸収してもらいます。
毎回のおむつ替えで交換するのはこの吸収体の部分です。もちろんうんちが漏れてしまったり、汚れが気になる場合は外側のおむつカバーごと交換することもあります。
これは最初は20枚程度から様子を見るのが良さそうです。足りなければ買い足せば良いですし、最初からたくさん用意しなくても大丈夫。
布おむつ(吸収体)の形には、輪おむつと成形おむつという種類があります。
輪おむつはその名の通り輪っか状になっているおむつです。これは月齢や性別によって使いやすいように自由に折りたたんでおむつカバーの中に敷いて使います。薄い素材なのでお洗濯後に乾くのも早いです◎
成形おむつはパット状に成形されているおむつです。こちらは成形済みなのでおむつカバーの中にそのまま当てるだけで手軽に使えます。輪おむつに比べてコンパクトなので、洗濯後干すときや収納する際にも場所をとりません◎
どちらが良いというわけではないので、お好みや生活スタイル、赤ちゃんの月齢によって使い分けてOKです。
⭐︎おむつカバー
おむつカバーは最初は5〜6枚あれば十分です。
こちらもいろんな種類、柄のものがたくさん販売されています。
テープタイプの紙おむつのような形でスナップボタンやマジックテープで止めるタイプや、パンツ型でスポッと履かせることができるもの、ボタンでサイズ調整ができて新生児から15キロくらいまで長く使えてコスパ抜群のものなど、実に様々な種類があります。
素材や柄もメーカーによって色々あるので、おむつカバーでコーディネートを楽しむこともできちゃいます◎
⭐︎つけ置き用バケツ
毎回おむつ替えをするたびに洗濯機を回すわけにはいかないので、バケツは1つは必須です。
おむつが汚れたら予洗いをしてつけ置き洗剤を入れたバケツに入れておき、1日の終わりや翌日の朝などに溜めておいたおむつを洗濯します。
予洗いをしっかりするならつけ置きせずにバケツに入れておくだけでもOKですが、季節や環境によっては水につけておかないとカビが発生してしまうこともあるので、つけ置きがおすすめです。
バケツはなんでも大丈夫ですが、容量は10Lくらいのものがおすすめ。蓋つきのものだと安心感があります。
我が家ではおむつゴミ用として人気のオムニウッティのLサイズを使用しています。
価格:2200円 |
⭐︎洗濯洗剤
布おむつの洗濯洗剤は、他の洗濯物より注意が必要!普通の洗剤よりも赤ちゃん用のものや無添加の洗濯洗剤がおすすめです。
赤ちゃんの肌に直接触れるものなので刺激が少ないものの方が安心。
また、商品や素材によって違いますが、一般的な洗剤に入っている蛍光増白剤や石けん成分が使えない布おむつもあります。
布おむつやおむつカバーによって使えない成分が違うこともあるので、使える洗剤を販売元で確認するのが良いですね。
我が家では合成界面活性剤、蛍光増白剤、漂白剤、香料、着色料不使用の「ハッピーエレファント 洗たくパウダー」を使用しています。
価格:627円 |
⭐︎重曹orセスキ炭酸ソーダ
こちらはどちらも水に溶かしてつけ置きに使用します。
重曹は汚れを落としたり、消臭の効果があり、かつ人に無害な成分なので赤ちゃんのお洗濯にも安心して使えます。
セスキ炭酸ソーダは重曹よりも水に溶けやすく、洗浄力も高めで使いやすいのですが、その分素材の劣化が重曹を使うよりも早い場合があるので、使いやすさや汚れ具合に応じて使い分けても良いかもしれません。
布おむつの基本的な使い方!
布おむつの使い方は全然難しいものではありません。
使い方とお洗濯の基本的な流れをご紹介します。
布おむつの基本的な使い方
- STEP1布おむつ(吸収体)を用意する
輪おむつを使う場合は使いやすい大きさに畳む。形成おむつならそのままでOK!
- STEP2おむつカバーに布おむつ(吸収体)をセットする
おむつカバーを広げて中央に布おむつを置きます
- STEP3赤ちゃんにおむつを履かせる
あとは紙おむつと同じ要領で赤ちゃんに履かせて完了!
あとは、赤ちゃんがおしっこやうんちをしたらカバーを開けて中の布おむつを交換すればOK。
カバーまで漏れてしまったり、湿ってきたなと思ったらカバーも交換してあげましょう。
赤ちゃんへの履かせ方や交換の仕方は紙おむつとあまり変わりません。
布おむつのお洗濯の流れ
では次にお洗濯の流れです。
- STEP1汚れたおむつを予洗いする
お風呂場でシャワーを当ててさっと流すだけで大体OKです。気にならなければ洗面台で流しても。ぽろっと取れるうんちの時はおトイレに流しちゃいます。
- STEP2つけ置きバケツにポイっ
重曹やセスキ炭酸ソーダを溶かした水を入れたバケツにポイっと入れてつけ置きます。つけ置きしなくてはいけない!というわけではありませんが、水につけておくことでカビの発生を防げます。
- STEP3洗濯機で洗う
1日の終わりや翌日の朝など、やりやすい時間につけ置きしておいたおむつたちをまとめて洗濯機で洗います。洗剤は布おむつに使えるものを選んでくださいね。
- STEP4おひさまに当てて干す
乾燥機は生地が痛みやすいので外干しがおすすめです。おしっこやうんちの黄ばみも、お日様に当てることでキレイに落ちることがほとんどです。
いかがですか?意外と簡単ではないでしょうか。
もちろんこれが正解!というものではありませんし、1〜2日くらいお洗濯できなくっても、布おむつをちょっと休憩して紙おむつにしてみても大丈夫です。
自分の生活スタイルに合わせたやりやすいやり方を探して見てください。